タマサ かずさむらさき 特選しょうゆ
醤油の帝国千葉県のお醤油です。
上総というと千葉の真ん中あたり、チーバくんでいうと肩から腹部あたりの地域を指しますが、今回の醤油をつくる宮醤油店さんはその南側にあたる富津市にあります。
富津というと鋸山、富津岬にマザー牧場を思い浮かぶ人がおおいかもしれません。そんな富津市は「はかりめ」と呼ばれる穴子が特産品ですが、もちろんお醤油も名産品です。
かつて富津市は上総国佐貫藩の中にあり、室町中期から江戸末期まで佐貫城が存在していました。(現在は城址のみ)鹿野山の麓にあるこの地域は、城下町として栄えていたそうです。
その頃から豊かな自然が多く、鹿野山の良質な水が使うことができたこと、また暖かな気候だったことから、この地域は昔より酒や醤油の醸造業が多くあったそうです。
そんな地域にある宮醤油店ですが、1834(天保5年)に創業で、現在では千葉県の醤油醸造所の中で一番南にある醤油醸造所だそうです。ちなみにこの「かずさむらさき 特選しょうゆ」は夏を2回越した2年もろみをブレンドした旨味が多いしょうゆとのことですがどんな醤油なのでしょうか。
そんなわけで一口醤油をぺろり。
しっかりコクがある醤油です。旨味が、じわじわと広がって行く印象ですね。塩味は、穏やかな印象で、しょうゆの味がしっかりと味わえるそんな印象です。調理、料理に向いている醤油ということで、このお醤油の旨味やコクを調理にうまく使いたいですね。煮物や炊き込みごはんも美味しいと思います。
個人的には、つけかけとして使用してもしっかり醤油の美味しい味が伝わってきて好きでした。
ちなみにこの「かずさむらさき 特選しょうゆ」をベースにし、そこから塩分だけを抜き取った醤油が「うす塩しょうゆ」です。
こちらも試してみましたが、塩分が薄くてもしっかりとした旨味があるので、なんかうすいなぁみたいな印象はありませんでした。塩分を気にする人はこちらを使うのもいいですね!「かずさむらさき 特選しょうゆ」より25%ほど塩分が薄いそうです。
ちなみに富津市名物のはかりめこと穴子は地元でも食べられるようで、「和食 平兵衛 」さんのはかりめ重、「かん七」のはかりめ丼など各所で宮醤油店の醤油を使ったはかりめ料理を食べられるそうです。また千葉県三大ラーメンの1つである竹岡式ラーメンの発祥と呼ばれている「梅乃家」でも同じく宮醤油店の醤油をつかってスープだれを作っているようですよ。
今回はミニボトル3本セットを鋸南町の道の駅富楽里とみやまで購入しました。さしみしょうゆも味がしっかりしていて美味しかったですよ。こちらもおすすめです。
道の駅富楽里とみやまには宮醤油店のいろいろなお醤油がありましたので、鋸南町方面館山方面に行く際には寄ってみるのもいいですね。
※写真のサイズは110mlボトルです。おいしく頂きました。
かずさむらさき 特選しょうゆ |
品 名 : こいくちしょうゆ(本醸造) |
ブランド : タマサ |
製造者 : 宮醤油店 |
カテゴリ : 濃口醤油 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : 小麦、脱脂加工大豆(遺伝子組み換えでない)、食塩、大豆(遺伝子組み換えでない)/アルコール |
塩分濃度 : - |
ホームページ : https://www.miyashoyu.co.jp/ |
購入場所 : 道の駅富楽里とみやま |
作ったもの : 調理いろいろ、つけかけにも |