りんごバーモント醤油
日本でりんごといえばやはり青森県の名前が上がると思いますが、そんなりんご大国青森にはいくつものりんごのお醤油があり、りんごの果汁が入ったもの、リンゴ酢が入ったものなど様々です。
今回はその中の一つカネショウ株式会社さんの「りんごバーモント醤油」です。
「りんご」と「はちみつ」それはやっぱり「バーモント」なのですね。
「バーモント」というとやっぱり思い出すのはカレー!
でもなんでバーモントなの??と思い調べてみるとこのような理由がありました。
米国東部のバーモント州では、200年ほど前から続く「りんご酢」と「はちみつ」をドリンクで飲む「バーモント健康法」があり、気候的に不安定な土地ながら長寿の方が多いことからこの健康法が広まったそうです。
日本でも1960年代にこの健康法が流行ったことから「リンゴ酢」と「はちみつ」を使った商品に「バーモント」の名前が付いていることあるようです。
こちらのお醤油も「リンゴ酢」と「はちみつ」が使われていることから「りんごバーモント醤油」となっているようです。
1912年(大正元年)に醤油味噌醸造業で創業したカネショウ株式会社さんは現在リンゴ酢が主力商品の醸造業者さんです。本州最北津軽の温度の低い気候の中で長期低温発酵され作られたりんご酢、そしてはちみつ、リンゴ果汁も入ったこちらの醤油は、こちらのホームページへのお醤油の垂れ込みにて教えて頂きました!
それでは実食といきましょう。
口に入れるとかなりやさしい味わいです。
果汁の味わいとやわらかな甘さを感じるとともに醤油の旨味を感じます。塩味は押さえめで、全体的な爽やかな味わいですね。
これはリンゴ酢と果汁のなせる技でしょうか。
ほんの少しの酸味も感じますが、すごく酸っぱいという感じではなく、こちらもやわらかな酸味なのが心地よいです。
醤油自体の味わいも穏やかで後に引くことはなく、後味はどちらかというとりんごの味わいを感じる醤油として不思議な感覚でした。
でも違和感みたいなものは全く無く優しく調和をしているためとても美味しかったです。
せっかくの酸味、甘みを活かすなら、「つけ」「かけ」が素材の味を生かし、サポートしてくれると思います。
まずはお刺身で頂きました。
一通りお刺身で食べてみましたが、うんうんこの優しめでさっぱりもお醤油はどのお魚でも美味しいですね。あっさり白身も、しっかり旨味サーモンもマグロでも美味です!ネギトロもですが卵との相性も良いですよ。
赤えびはエビ味噌と醤油を混ぜて乗せて頂きました。
果汁や酸味が生臭さみたいなものを抑えてくれる効果もあるのがどれも美味しく食べられることができました。
といことでマグロを漬けにしてみました。
マグロをりんごバーモント醤油と煮切り酒、みりんとともに数時間の冷蔵庫留学。これも美味しいですね。漬けたれにしたときもあっさり目で仕上がるので良いですね。
焼き魚とも相性はよし。そのままかけるのもありですが、おろし醤油で使うのはもっとよしです。
疑似すりおろしりんご&醤油まではいきませんが爽やかおろし醤油は良いですね。
こちらの醤油で刻んだ山わさびを漬けてみましたが、こちらも美味しかったですが、食感としては刻んだものにすりおろしたものを加えたほうが美味しそうな気がしますので次回作るときはブラッシュアップしたいですね。
他では餃子のたれなどに使ってもさっぱり系でよかったです。
今回はあまり煮物などの調理には使わなかったのですが、鶏肉や豚肉と根菜を煮るのも良いと思います。このお醤油の個性との相性も抜群だと思います。
実際に使ってみるとクセなどもなく非常に使いやすい一本でした。優しい甘みと柔らかな酸味を含むお醤油は色々な場面で活躍できる一本でした。
購入は東京飯田橋にある青森県アンテナショップの「あおもり北彩館」で購入いたしました。このお醤油以外にもいくつかの種類の青森醤油がありましたので気になる方は見てみると良いかと思います。
※写真のサイズは300mlボトルです。おいしく頂きました。
りんごバーモント醤油 |
名 称 : 醤油加工品 |
ブランド : - |
製造者 : カネショウ |
カテゴリ : 醤油加工品 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : しょうゆ(小麦・大豆を含む、国内製造)、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、りんご酢、精製はちみつ、りんご濃縮果汁/アルコール、調味料(アミノ酸等)、甘味料(甘草、ステビア)、ビタミンB1 |
塩分濃度 : 約11.4% |
ホームページ : https://www.ringosu.com/ |
購入場所 : あおもり北彩館 |
作ったもの : つけかけに |