さしみしょうゆあまくち

ヤマエ あまくち さしみしょうゆ

甘口醤油

宮崎県は都城市のヤマエ食品工業さんが作る「あまくち さしみしょうゆ」。たまたま臨時出店していた、都内の駅ナカ九州物産店で光輝いていたこの子を手にとってしまいました。おそらくバイヤーさんのいち押しだったのでしょうか。お醤油はこの一種だけおいてありました。
大分に旅行した際に甘口の醤油を頂いていましたが、家でしっかりと使うのは初めての甘口醤油です。当初「あまくち さしみしょうゆ」と記していましたが、「あまくち さしみしょうゆ」が正規の表記のようですね。

九州でよく使用されているこの甘口醤油は、製造工程の途中でアミノ酸液や糖分や甘味料を加え熟成発酵をする「混合醸造方式」、概ね醤油ができた(生醤油)段階でアミノ酸液や糖分や甘味料を加える「混合方式」のどちらかで造られます。
どちらの場合も、ブレンドされた甘みや旨味が口に広がるのが大きな特徴です。九州の醤油は、南に行けば行くほど甘みを増すのが特徴でもあり、九州各地には本当に種類豊富な甘口醤油が存在します。

さて、このヤマエさんの「あまくち さしみしょうゆ」ですが、塩分が13%と低めです。ボトルから出してみると若干「とろっ。」とした感があるのも特徴ですね。
まずは一口ぺろり。
うん甘くて濃厚。とはいえ、ベターとした嫌な甘みではありません。塩分がそこまで多くないので、食材に漬けるときには、少し多めつけたくなる気がします。
関東人の性でしょうか。
しかしながら甘みと旨味、塩分がバランスのよい醤油と感じました。

食材と合わすのはやはりまずは「お刺身」から。
うんうん、非常に合いますね。おいしい。個人的には、脂の多めの光り物などの刺身に使ったほうが好みです。
それ以外で使用した中でのおすすめは、野菜炒めです。非常に美味でした。「塩分と甘さ」がしっかりしていて、野菜炒めの場合、野菜の甘みと醤油の甘み旨味がタッグを組んでやってきます。美味。シンプル食材とあわせても非常に良いですね。

煮物につかっても、餅にかけても美味しかったです。豆腐にかけるのも良いですね。

この醤油を使ったあとに、鹿児島県のスーパーに行く機会があったのですが、そのスーパーにおいてある醤油の種類のあまりの多さに困惑してしまいました。それだけ九州の人は好みがあり、お気に入りの醤油があるんですね。とても素晴らしいと思います。

※写真のサイズは360mlボトルです。おいしく頂きました。

ヤマエ あまくち さしみしょうゆ
名 称    : こいくちしょうゆ(混合)  
ブランド   : ヤマエ
製造者    : ヤマエ食品工業
カテゴリ   : 濃口醤油(甘口)
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : アミノ酸液、果糖ぶどう糖液糖、脱脂加工大豆、小麦、食塩、アルコール、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、甘味料(カンゾウ、サッカリンNa)、ビタミンB1、増粘剤(キサンタン)
塩分濃度   : 13.2%
ホームページ : https://www.enatuhonten.com/SHOP/11031101.html
購入場所   : JR駅ナカの臨時九州物産店
作ったもの  : 刺身、野菜炒め、煮物など