伊勢蔵 白醤油

伊勢蔵 白醤油

本日は、白醤油の紹介です。

銀座松屋の地下2階の職人醤油さんに行った際に購入した白醤油です。
100mlボトルはちょっとちいさい。意外と使い出すとあっさりなくなってしまいます。

今回の醸造元は、三重県四日市にある伊勢蔵さんです。

四日市といえばスーパーマーケット「イオン」の創業の地。「岡田屋呉服店」が後のジャスコとなり、現在のイオングループを形成したのですが、今回の伊勢蔵さんは、そんな四日市の泊にあるイオンタウン四日市泊からほど近い場所にあります。※創業の地とは違います。

ちなみに、イオンタウン四日市泊に接する道が現在の国道1号線、一本西側の伊勢蔵さんに接する道が旧道の東海道となり、伊勢蔵さん100mちょっと南下をすると国道1号と旧道が合流するポイントになります。
そしてそこからもう100mほど進むと、東海道と伊勢道の分岐ポイント日永追分があり、ここには鳥居の下から湧水がでているのですが、これは近くの緑地から湧き出てる水だそうで、この水を汲みに来る人も結構多いそうですよ。

そんな追分の近くに1914年(大正3年)より醸造を行っている伊勢蔵さんは、濃口醤油にたまり醤油、淡口醤油に白醤油とバリエーションに富んだラインナップが特徴です。この他に味噌やドレッシングの販売もしています。



今回は、銀座の職人醤油さんで、たまたま白醤油が切れていたのでこちらの白醤油を購入して帰りましたが、実際のお店にも行ってみたいですね。
ちなみにこのお醤油を購入した際に店員さんから結構濃いので使用する時に気をつけてくださいねとアドバイス頂きました。

やはり色はきれいな琥珀色です。
白醤油っていいですよね。
見た目が美しくでそれだけで好きになってしまいそう。
嗚呼、一目惚れ体質ですね。

そんなわけでいつも通りの味見タイム。
一口ぺろり。

確かに味わいは濃いめ、しっかりした味わいと塩分、甘みを感じます。
店員さんのアドバイスですごく濃いのかと戦々恐々としていたのですが、すごく突出してなにかが濃いということはなくとっても美味しい白醤油です。味わいがしっかりしていることもあり、塩辛いという印象もそんなにありませんでした。

汁ものや、出汁とあわせての使い方も良いと思いますが、味わいがしっかりしているので、洋風なものにでも合うと思いますし、いろんな使い方ができそうで楽しみです。

まずは、山形の「だし」を作ってみました。
きゅうり、茄子、生姜、大葉、めかぶ、野沢菜を煮切りみりんと酒、出汁と白醤油で和えました。めんつゆなど濃口醤油を使ったものでつくる人も多いかと思いますが、白醤油などのほうが野菜の味を感じることが出来て個人的には好きかもしれません。

だしとおぼろ豆腐

そして洋風なものにも使ってみたのですが、やっぱりパスタになってしまいました。
パスタ大好き星(イタリアではない)からやってきたパスタ大好き星人なので致し方ない。と思いながら。
ディルがものすごく大量に冷蔵庫にあったので、ディルと生クリームと白醤油、胡椒でソースを作ってパスタにしました。

ディルのクリームソースパスタ

具は、ベーコンとしめじくらいですが、ディルの香りがするサッパリ系クリームソースとなりました。こういう時の白醤油さんは自己主張をせずに裏方に徹して食材皆さまの味を下支えしてくれる素敵な存在になるので良いですね。個人的に素材活かす系のパスタに白醤油は鉄板だと思います。
白醤油に対する信頼感は半端ないのです。

もちろん和汁物、卵焼きなどに使うのもいいですが、全く違うものに使うのもいいですね。

目の前に二股の道が別れた時、思っていた方向と違う方へ進むほうが新しい発見を得られるかもしれません。皆様も和食街道と洋食街道の追分に降り立ったときには、ぜひ洋食街道に白醤油も連れてってみてはいかがでしょうか。
その時は、100mlでは足りないかもしれないかもしれませんね。

伊勢蔵さんの他の醤油も気になるのでまたどこかで試してみたいですね。

※写真のサイズは職人醤油さんボトル100ml瓶です。おいしく頂きました。

伊勢蔵 白醤油
名 称    : しろしょうゆ (本醸造)
ブランド   : -
製造者    : 伊勢蔵
カテゴリ   : 白醤油
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : 小麦、食塩、大豆/アルコール
塩分濃度   : 17.6%
ホームページ : -
購入場所   : 銀座松屋 職人醤油
作ったもの  : だし、パスタ、汁物、日常使いに