ちば醤油 伝承木桶仕込 下総醤油
醤油王国千葉県の香取市に本社と工場を置くちば醤油さんの醤油「下総醤油シリーズ」の中から「伝承木桶仕込 下総醤油」です。
以前に紹介した「超特選 下総生しょうゆ」に続き二本目です。
1854年の創業以来木桶での醸造で作られているちば醤油さんの醤油ですが、今回はちば醤油さんのフラッグシップである火入れをした「下総醤油」です。
こちらは醤油好きと身バレした方に頂いた一本です。
本当にありがとうございます。。。
生醤油の時以来の「下総醤油」となりますが、なんとなくの比較も合わせての紹介させていただきます。
こちらの商品の原料は、大豆(国産)、小麦、食塩とシンプルな構成。the本醸造といった感じですね!
というわけで、色などの比較です。
今回のボトルは瓶、生しょうゆは密閉ボトルで時間の経過などもあるかと思いますが、生しょうゆと比較すると今回の醤油の方がやや黒みが多く、生しょうゆのほうが赤く見えますね。
やはり火をいれると少しクリアな感じが変わっていく印象なのでしょうか。
では味見といきましょう。
顔を近づけるとそう、これ、これ、醤油!というしっかりとしたお醤油の香りです。香りよいですね。
口に含むとしっかりとした塩味と醤油の旨味を感じます。同時に少し香ばしいような印象、またコクの部分も同時に感じることができます。
全体的に味は前半に感じる割合が多く、後半は優しく消えてく味わいの構成でした。前半の味わいはとても厚みがあり、いろいろな味を多重に感じることができます。味のトゲトゲした感じが無くまろやかで調和しているのも特徴の一つです。
同時比較していないので難しいところですが、やはり生醤油よりは味わいがしっかり、そしてより強い印象がしました。
端的に特徴を表現をするならば、生醤油は輪郭がやわらかくとても優しくクリアなイメージ、こちらはがっちり前半から掴んでくる厚い味わいという感じです。
まずはお刺身から。
中トロの脂しっかりの味わい濃いものに使ってみましたが、しっかり味のお醤油は脂に負けずとても美味しく頂けます。
サーモンとハタハタ寿司にも使ってみます。やはりしっかりした味のものに良いですね!生しょうゆと使い分けるなら、こちらのお醤油は赤みやしっかりした味わいや脂の多いものへ、生しょうゆは繊細な味わいや白身魚への使用が良いのかもしれません。
素材ありきの素材の暴力丼、、の春の海鮮丼にも使用しました。味わいの濃いものでもしっかりと味をまとめてくれました。
さて、ちば醤油さんの醤油以外の主力商品はなんでしょうか。
と問われるとそれはきっと「つゆ」になるかと思います。
かつお節メーカーの雄「にんべん」さんの「つゆの素」は、今回のちば醤油さんで製造させております。
と聞いてしまったらならば、「つゆ」で使わないわけにはいきませんね。
「下総醤油」でかえしをつくり、出汁をひいてつゆを作りました。
具はたぬきときつねのハイブリッド!関東では見かけることもあるむじなそばにしました。全国的にはむじなそばってメジャーじゃないようですね!?
でも良いところどりは嬉しいです。
もちろん味もとても美味でした。
ローストビーフ トンポーロー 焼豚
しっかり味わいはもちろん肉とも相性良し、ローストビーフのソース(玉ねぎシャリアピンソース)でも、トンポーローでももちろん美味しかったです。焼豚は煮た後の煮汁をたれとしましたが、ん〜うまいですよね。間違いないやつです。
蒸しアワビ肝醤油 キンキの煮付け
最後は肝とのペアリング。
蒸しアワビは肝をすり潰して肝醤油に。こちらも肝の強い味わいとニモマケズ、美味でした。
煮付けもよいですよ。甘みをしっかり効かせて煮付けましたが、おいしかったなぁ、、、。肝と一緒に白飯は最高でした。
どんなものへの使用も良いと思いますが、素材の味がしっかりしているものへの使用の方が好みだった印象です。
下総生しょうゆも好みでしたが、こちらのお醤油もとても美味でした。
2つとも家にあったならば、使い分けが楽しい毎日になりそうですね!
※写真のサイズは290ml瓶です。おいしく頂きました。
ちば醤油 伝承木桶仕込 下総醤油 |
品 名 : こいくちしょうゆ(本醸造) |
ブランド : 下総醤油 |
製造者 : ちば醤油 |
カテゴリ : 濃口醤油(なましょうゆ) |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : 大豆(国産)、小麦、食塩 |
塩分濃度 : - |
ホームページ : https://www.chibashoyu.com/ |
購入場所 : 頂きもの |
作ったもの : 刺身、肉料理、煮物焼き物、いろいろ |