ヨネビシ醤油 ふるさと醤油 常陸の国からの納豆ご飯専科

醤油加工品

本日の醤油は地域性のある一本、ヨネビシ醤油「ふるさと醤油 常陸の国からの納豆ご飯専科」です。

納豆。
個人的には大好きな食品なのですが、働いている職場では、話題に納豆の「な」の字がでた瞬間から拒否感を表明するという人もいるので、もしダメな方がいたらごめんなさい。

そんな方はそっとスクロールしていただければと思いますが、改めまして納豆っておいしいですよね。

大粒納豆、小粒納豆、ひきわり納豆、干納豆、そぼろ納豆など納豆の種類どれも好きですが、最近は納豆そのものの個性よりも各メーカー「タレ」の競争が激化している印象です。

京七味ダレ、卵醤油ダレ、梅しそダレ、山わさび付きダレなどその種類も様々で多様性があるのが面白いところですね。

実際90年代以降醤油の消費量が減り、取って代わって調味ダレの需要が増え現在では調味料はまさに群雄割拠状態。タレ戦国時代でございます。

とはいいつつやはりこちらはやはりお醤油屋さんの納豆のたれを使っていきましょう。
納豆といえばやはり茨城。
となればやはり納豆のタレ(お醤油)も茨城でそろえてみたいところです。

本日のお醤油は、茨城県常陸太田市にある創業1800年(寛政十二年)の老舗の醤油店、ヨネビシ醤油さんのものです。約2.7M丈の木桶を使い醤油を作るヨネビシ醤油さんは醤油の他に「干し椎茸の万能ソース」などの商品もつくっており、こちらは「調味料選手権2015」で「素材がよろこぶ」部門の優秀賞を受賞している商品です。

そんな椎茸出汁の加工も得意なヨネビシ醤油さんがつくる納豆のタレ(お醤油)も「茨城県産の干し椎茸」の出汁がしっかり入っているのが特徴です。

香りは少し控えめな印象ですが、まずはテイスティングタイムとしましょう! 
口に含むとお醤油ベースに軽やかな甘みとしいたけの旨みが広がります。 
みりん由来の優しめの甘み、そして椎茸ベースのまろやかな出汁の味わいを感じることができます。お?これはなんかはじめましての味のやつだぞって思っていると、後味もそこそこにあっさりと消えていきました。 

納豆のタレというと、その多くがしっかり甘めなものとなっておりますが、こちらはまたそれとはちがう出汁系のジャンルでした。 ただ、出汁系といっても他のものは魚介系が多いので、そのようなものとも一線を画しているのが面白いところです。

全体的な印象として、味わいは前傾指向、お醤油の味わいは優しめ、塩分もかなり少なく色合いの印象よりも塩っ辛さはありません。また納豆のタレなどでは甘味料や添加物などが入っていないのも珍しい点ではないでしょうか。しっかり決めるフィニッシャータイプではなくDQ3でいうならサポートタイプの僧侶役です。

優しめでまろやかそしてこんにちはグアニル酸。 
やっぱりきのこ出汁は美味しいですね。 

やはりまずは納豆ご飯。
大粒タイプでいただきます。
納豆に使うと優しめなのでたくさん使いたくなってしまいますが、納豆の味がしっかり味わえるのが良いところです。
醤油味になりすぎないのが良いところ。しっかりした味わい深い醤油を使った際とはちがい納豆の味を最大に味わいたいという方にはこちらがおすすめです。

黒豆の納豆でも美味です。
黒豆納豆の場合にはわさびがいいですよね。
今回は黒豆納豆も茨城県産の黒大豆で頂きます。

容量が少ないので、他にもたくさん使うというのは難しいですが、
汁物などに使っても良さそうです。出汁が多いので、優しく炊いた煮物などにも使うのは良さそうですね。

納豆以外ですと青海苔が混ざった豆餅につけても美味しかったです。

こちらの「ふるさと醤油 常陸の国からの納豆ご飯専科」の兄弟シリーズに「常陸の国からの卵かけご飯専科」があり、こちらにも「茨城県産の干し椎茸」の出汁が入っているのが特徴です。

塩分控えめで椎茸出汁という点では共通点のある醤油ですが、どちらも優しい味わいでした。食べ比べをしていないので明快な比較はしにくいのですが、どちらも椎茸のまろやかな出汁が印象的でした。

こちらもどこかで紹介させていただきますね。

※写真のサイズは100ml瓶です。おいしく頂きました。

大西の馬刺しのタレ
名 称    : 醤油加工品
ブランド   : ヨネビシ
製造者    : 修善寺醤油
カテゴリ   : 醤油加工品
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : しょうゆ(大豆・小麦を含む)、みりん、乾しいたけ
塩分濃度   : 約9.6%
ホームページ : http://yonebishi.co.jp/wordpress/
購入場所   : もらいもの
作ったもの  : 納豆ご飯!