盛田 白醤油 特級
本日は白醤油です。
関東で白醤油が置いてあるというと、こちらの盛田さんの白醤油を多く見かける印象なのですが、そもそも白醤油自体が置いてない!みたいなことのほうが多いので初見の方もいるかもしれません。
1665年に清酒業として誕生した盛田さんは、1708年にみそ・たまりを1869年に醤油の醸造を始めました。そんな創業400年に近い歴史のある企業ですが、日本初のコンビニ「ココストア」を始めたり、ソニー創業者の実家で筆頭株主であったことがあったりと醤油以外でも日本のいろいろな分野に影響を及ぼした企業です。現在では株式会社JFLAホールディングスの中核企業で、マルキン醤油ブランドの運営、中国で醤油を製造する「大連丸金食品有限公司」などを傘下に収めています。
創業は知多半島、常滑市小鈴谷は、直線距離で5キロ西に行くと溜まり醤油の街武豊町、更に北東に6キロくらい行くと白醤油の街「碧南市」に行き着きます。
そんな盛田さんの白醤油ですが、まずは開栓してみましょう。
やはり清楚な綺麗な淡い見た目ですね!
瓶で見るよりも薄い透明な色は何を作ろうかと楽しみになります。他の白醤油に比べ赤みがある気もします。
白醤油独特の香り。いい香りですね。
口に入れるとどこか遠くに麦味噌のような味わい、甘みもしっかりですが気づいたら後から強い塩味が追っかけてきます。
他の白醤油より強い麦っぽさの風味旨味を感じる気がします。おもしろいですね、やはり白醤油もいろいろ味がちがいます。 後味はしっかりの塩味が印象に残りました。
やはり料理調理には、色をつけたくないもの、繊細な味を活かしたいものへ使うのが良いような気がします。
鯛のお刺身には、こちらのお醤油で頂きました。
柑橘類を少し絞っても良いかもしれません。白醤油の甘みと酸味、塩味は程よく主張しすぎず白身魚を頂くのは美味しいです。
野菜等にも良いですよ。ドレッシングの材料としても万能です。
作ったドレッシングと絡めせてマッシュルームとズッキーニを頂きました。さっぱりあっさりのサラダは夏などに良いですね。
もちろん煮物にも良いです。色が付かないのでやはり出来上がりはきれいですね。
蕪をゆっくり煮てみました。少し洋風に若干ポトフよりの煮物です。胡椒をしっかりかけて頂きます。
いざ使ってみると味見の際に感じられた強い風味みたいのはさほど気にならない印象です。他のお醤油も実際に使ってみるとちょっと印象が変わるみたいなものもあり面白いですね。
最後は洋風冷たいカッペリーニです。
海鮮とキノコのバジルのカッペリーニ。
ボウルで具材をマリネしておき、麺が茹で上がったら混ぜる。
具材は何でも美味しそうですね。トマトをざっくり切った系のカッペリーニでも良さそうですね!
こちらの白醤油の製造は、名古屋で1831年に創業の菱太産業株式会社さん。白醤油製造専業で1972年より盛田さんのブランドで委託販売されているそうです。自社ブランドの白醤油はかっこいいラベルです。Instagram白醤油ごはんも美味しそうですよ。
※写真のサイズはボトル300ml瓶です。おいしく頂きました。
盛田 白醤油 特級 |
名 称 : 白醤油 |
ブランド : 盛田 |
製造者 : 菱太産業株式会社 |
カテゴリ : 白醤油 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : 小麦(アメリカ又は国産)、食塩、大豆(分別生産流通管理済み)/アルコール、ビタミンB1 |
塩分濃度 : 約18% |
ホームページ : - |
購入場所 : スーパーマーケット |
作ったもの : 色を美しく仕上げたいときに |