阿蘇マルキチ醤油 大吟

甘口醤油

熊本県南阿蘇高森、標高555メートルにある豊前屋本店さんの甘露醤油です。

1870年(明治3年)に初代吉良徳七さんが、醤油味噌の醸造業を創業して以来150年続く醤油味噌の醸造元です。醤油味噌の他に柚子胡椒や、和風のタバスコその名も「マグマのしずく」などを製造しています。

さて今回の阿蘇マルキチ醤油「大吟」ですが、結論から言って非常に好みでした。しっかり甘いけど甘すぎず、わりと塩分控えめのバランスが非常に絶妙で、コクや旨みもほどほどに濃ゆいおいしいお醤油でした。

阿蘇マルキチ醤油 大吟
阿蘇マルキチ醤油 大吟

阿蘇マルキチ醤油「大吟」は、少し色が濃い目、全体的にしっかり黒みの強いの見た目をしています。普通の濃口醤油よりは多少粘度があるような気がしますが、とろっとろという感じまではいかないですね。

少し口に含むとしっかりとした旨みと甘みが同時にやってきます。あまり塩辛さはなく、ほどほどに甘い味はしますが「甘すぎる」という印象はありません。後味は、口のなかにしっかり残るという感じはなく割とあっさり、くっきりとした印象のお醤油です。このようなお醤油は素材と合わせると素材の後味がしっかり味わえるお醤油ですね。家の人は醤油せんべいをなめているみたいと話していました。

我が家ではほぼお刺身用として活躍していました。海鮮丼や刺し身のつけ用として、また馬刺しにも合いますよ

海鮮丼に!
馬刺しも!

この醤油をあけていたときは、お刺身といえばこのお醤油を使っていました。もちろんお刺身などにも良いですが、煮物などにもおすすめとのことです。今回は小さなお試しボトルだったので煮物には使用しませんでしたが、甘みのあるお醤油は煮物にもバッチリだと思います。

今回購入したのは銀座の熊本物産館「銀座熊本館」です。銀座に用事があった際に立ち寄りました。いきなりだんごを買おうとしたら醤油を買っていたのは、いまでもよくわかりません。

銀座熊本館

上の方で味の印象をくっきりとした印象と評しましたが、この熊本県南阿蘇高森地区はカルデラ内の地区で、季節の寒暖差、昼夜の寒暖差が大きいことが味に影響し、味にメリハリ生まれるそうです。くっきり輪郭があるこの味は、阿蘇のこの地域でしかできないお醤油の味なのかもしれないですね。

※写真のサイズは80mlボトルです。おいしく頂きました。

阿蘇マルキチ醤油 大吟
品 名    : こいくちしょうゆ(混合醸造)
ブランド   : 阿蘇マルキチ醤油
製造者    : 豊前屋本店 
カテゴリ   : 濃口醤油
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : 脱脂加工大豆、小麦、食塩、糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、アミノ酸液、米醗酵調味料/調味料(アミノ酸等)、アルコール、カラメル色素、保存料(パラオキシ安息香酸)
塩分濃度   : 12.2%
ホームページ :  http://www.asonokura.jp/
購入場所   : 銀座熊本館
作ったもの  : お刺身!馬刺し!