ヒゲタしょうゆ 高級割烹しょうゆ 本膳
江戸幕府が始まってすぐの1616年に千葉県銚子にて創業した、ヒゲタしょうゆの看板商品「高級割烹しょうゆ 本膳」です。現在本社は東京都中央区日本橋にありますが、現在でも工場は銚子にあります。
ヒゲタしょうゆの商標は、創業家である田中家の屋号「入山田」から来ていますが、中の田の四つ角にあるときからひげがついたことからヒゲタの愛称で呼ばれ、昭和51年に現在の社名となりました。関東の醤油醸造所では歴史の古い会社の一つです。
日本で瓶詰めの醤油を販売したのも、このヒゲタしょうゆさんが初めてとなります。現在では、「瓶入り醤油」の他に、上の写真のように「酸化防止容器」での販売も多く見かけます。この本膳で使用されている酸化防止容器は、キッコーマン製の酸化防止容器の第二世代「やわらか密封ボトル」です。業界売上第3位のヒゲタしょうゆさんと、業界売上1位のキッコーマンさんは資本・業務提携をしているので「本膳」もこのボトルを使用して販売されています。
高級割烹しょうゆ「本膳」が、「やわらか密封ボトル」に入って好評発売中!
https://www.higeta.co.jp/topics/130701.html
ボトルの話はここの記事に詳しく載っていますので興味のある方は読んでみると面白いかもしれません。
少し本線から外れましたが、肝心の味です。最初に良い旨味が口の中にひろがり、柔らかく後味に残ります。旨味に嫌なクセなどはなく、塩分の角をあまり感じない、まろやかでものすごくバランスのいい醤油です。独自の方法で火入れをしているそうなのですが、そのせいなのか、あまり火入れの香ばしさが強くなく、生(なま)醤油のような優しさとまろやかさがあります。
懐石割烹「つきぢ田村」の初代社長の一言から開発が始まったという、この「高級割烹しょうゆ 本膳」ですが、優しいまろやかな味の他に、綺麗な濁りのない透明な赤褐色の色という点も特徴です。美しく見える、目にもおいしい醤油ですね。
料理に使用した中では、刺身などもそれはそれで美味しかったのですが、それよりも煮物や汁物、出汁とあわせるような物との使用のほうが好みでした。この醤油は他の材料との調和系の醤油として利用するのが至高と感じます。生(なま)醤油よりも少し香ばしさや旨味を感じ、火入れした濃口醤油よりも優しい。素材を引き立てきちんと仕事もする。そんな上品なお醤油と感じました。
関東のコンビニでは、
- ローソン おにぎり屋 本膳醤油だれ使用の焼おにぎり
- ローソン 手巻寿司 納豆
- ローソン からあげクン江戸しょうゆ味
- セブンイレブン 焼おにぎり ヒゲタ本膳醤油だれ使用
- セブンイレブン 醤油海苔仕立ておむすび 国産鶏の鶏そぼろ
などに「高級割烹しょうゆ 本膳」使用の記載や、ロゴがプリントしてある商品を見かけますし、食品スーパー業界の最大手ライフでは、PBのラインナップに「ライフプレミアム贅沢な濃厚つゆ」があり、こちらにも「本膳」のロゴを見ることが出来ます。この「ライフプレミアム贅沢な濃厚つゆ」はライフで販売している、カツ丼、炊き込みご飯、コロッケなどにも使用しているとのことなので、皆知らずのうちに口にしている可能性はありますね。
身の回りの商品の中にも「高級割烹しょうゆ 本膳」のロゴがどこかにひそんでいるかも知れませんので注意して見てみるのも面白いかと思います。
※写真のサイズはやわらか密封ボトル200mlボトルです。おいしく頂きました。
ヒゲタしょうゆ 高級割烹しょうゆ 本膳 超特級 |
品 名 : こいくちしょうゆ(本醸造) |
ブランド : ヒゲタ |
製造者 : ヒゲタしょうゆ |
カテゴリ : 濃口醤油 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : 脱脂加工大豆(国内製造又はアメリカ製造)(遺伝子組換えでない)、小麦、食塩、大豆(遺伝子組換えでない) |
塩分濃度 : 約16% |
ホームページ : https://www.higeta.co.jp/ |
購入場所 : スーパー |
作ったもの : 煮物、汁物など料理全般 |