日田醤油進撃のこれ一本 | 醤油の記憶【Recollection of Soy SOURCE】 -日本全国のお醤油の記憶とノート-

日田醤油進撃のこれ一本・これ一本

九州を上半分に分けた時、そのほぼど真中にあるのが大分県日田市。周囲を山に囲まれたこの地域は豊かな水に恵まれた地域でもあります。そんな日田で1843年（天保14年）に創業した日田醤油さんは、麹屋として味噌醤油などをつくったことが始まりだそうです。

そして日田は街全体で盛り上がっているものがあります。
そうそれは、「進撃の巨人」。
大分県日田市は、進撃の作者である諫山創先生の生まれ故郷で、以前から町おこしの一環としていろいろなイベントが行われていましたが、2021年3月27日には「進撃の巨人 in HITAミュージアム」が開館し、より一層の盛り上がりを見せています。

そんなわけで今回は進撃の巨人×日田醤油のコラボ商品の紹介です。

ボトルには超大型巨人がプリントされていますが、箱もいろいろな仕掛けや印刷がされています。

外装箱のなかに内箱があり伸ばすとウォール・マリアと超大型巨人が出てきます。これは初回の襲撃の時ですね！内箱には他にもいろいろなイラストが書かれていて進撃の巨人ファンは嬉しいですね。

超大型巨人に立ち向かうリヴァイ兵長と見守るエレンたち、そして上蓋にもイラストが書かれていますね。

ちなみに通常版は和風なボトルです。下の画像はミニボトル160mlです。

ということで気になる味も試して行きましょう。見た目は非常に濃い黒めの色をしています。さらっとしていながらかなり黒目の色はわりと個性的なビジュアルかもしれません。

さて気になる味はどうでしょうか。一口ぺろり。

これは今までに経験したことがない味わいですね、普通の濃口醤油にくらべるとあまり塩っ辛さはなく、しっかりとした出汁の味がします。九州のお醤油にある甘みなどは多少はありますが、それよりも出汁味がしっかりしている印象です。それも他の出汁醤油とはちょっと味わいが違いますが、これはこれですごく美味しい。昆布と魚味の旨味が醤油と複雑に融合して非常にまろやかで深い味わいです。この味に似た醤油はまだ経験がありませんね。

使用するなら、つけるかけるが個人的にはおすすめです。

我が家での卵かけご飯大会のときには、上位で顔を出したこの醤油ですが、一番のおすすめは「わさびごはん」です。