マルサ さしみ醤油
高知県四万十市にあるマルサ醤油合資会社さんの「マルサ さしみ醤油」です。
全国の中でもまた未踏の地 高知県。
東西に長く広い高知県は、醤油も西部は甘口、東部は辛口が好みだそうです。美食漫画「おいしんぼ」第87巻高知編でも、マルサ醤油合資会社さんがある四万十市中村地区(旧中村市)、またその周辺の幡多地域は独特な甘口文化が根付いているという表現があります。この地区は昭和のはじめより海を挟んだ大分の甘い醤油が四万十市中村地区には存在しており、昔よりその甘い醤油に馴染みがあったそうです。キッコーマンの調べでは、九州の次に中国・四国地方の醤油が甘い傾向にあり、首都圏で販売されているものの2倍の甘さがあったそうですよ。
ちなみに東西高知の甘口辛口文化の境目は須崎市らへんのようです。
そんな四万十伏流水で仕込んだ甘口文化の根付地域のお醤油はどのようなものか興味津々です。
そんなわけで実食タイムのお時間です。
まずは一口くちに含むと、ひとつ間をおいてぶわぁと口の中に広がる甘みと醤油の旨味。
おぉ、少し九州の甘いお醤油の味わいと風味がとても似ていますね。
塩味もわりとしっかりと感じることが出来ますが、甘みのほうが強く前に出てくる印象です。
ただ全体の印象としてめちゃくちゃに甘すぎる!!ということはありません。口に含んでいると甘み、旨味、塩味の奥に独特な風味と後味を感じますね。これはステビアなどの後ろに感じる味の部分なのだと思います。
こちらも九州の甘い醤油と似ている印象ですね。
写真にもある通り色はかなり濃い目です。しっかりとした色が印象です。
実際に調理に使うと味の主張はそこまで強くなく、素材としっかり馴染んでくれる印象です。
やはりまずは、刺身にそして揚げ餅、また天つゆなどに使ってみました。
どれも良い相性でした!
柑橘との相性も良かったのでポン酢にするのも良いですね。
上で九州のお醤油に似ていると書きましたが、瀬戸内岡山県浅口市の醤油も同じように甘く同じ系統にあると思いました。やはり、九州、中国、四国地方のお醤油は甘いのが特徴ですね。
そんなわけで、四万十伏流水で小麦、大豆を仕込み、1年以上の熟成し砂糖や水あめ、ステビアをまぜて甘みを付けるお醤油は、やはり甘くてお魚にあうお醤油でした。
購入したのは高知県アンテナショップ 「まるごと高知」です。
※写真のサイズはおためし100mlボトルペットです。おいしく頂きました。
マルサ さしみ醤油 |
名 称 : こいくちしょうゆ(混合) |
ブランド : マルサ |
製造者 : マルサ醤油合資会社 |
カテゴリ : 濃口醤油 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : 1年以上 |
原 料 : アミノ酸液、小麦、脱脂加工大豆、食塩、水あめ、砂糖、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、アルコール、甘味料(ステビア、甘草)、ビタミンB1 |
塩分濃度 : 16% |
ホームページ : http://marusa.shop-pro.jp/ |
購入場所 : まるごと高知 |
作ったもの : おさしみ |