越のむらさき
さて、皆さんは「越」と聞いてぱっと思い浮かぶものはなんですしょうか。
引っ越し、越谷、越中詩郎、といろいろあると思いますが、越というとやはり北陸の「越の国」でしょうか。
越前こと福井県、越中の富山、越後の新潟と現在でも使用されている「越の国」のことを思い浮かべた人は大正解です!
本日はそんな「越の国」のお醤油、「越のむらさき」です。
新潟県長岡市に本社を置く株式会社越のむらさきさんの40年以上愛されているロングセラーの一品であるだし醤油です。
こちらを購入したのは同じく新潟県長岡市の寺泊に本社を置く大型鮮魚店を展開する、角上魚類さんの店舗で購入しました。
魚屋さんにある醤油、それだけでもうお刺し身に合いそうな感じがぷんぷんしておりますが、一体どんなお醤油なんでしょうか。
外装のパッケージが濃い紫なのですが、お皿に出すと割と色が薄めで鮮やかでした。そんなわけでまずは一口味見タイムです。
そんなわけで一口ぺろり。
出汁の味がガツンと強すぎずまろやかなで甘みもしっかり感じますがこちらも強すぎず、出汁と醤油の旨味、そして甘みがしっかりブレンドされたおだやか優しい系だし醤油です。
塩分はそんなに多く感じませんが、その分出汁と醤油の旨味が強いですね。けれどトータルバランスとして、全体的にはまろやか優しい系醤油です。
まろやかなこのお醤油は、つけかけすると主役の素材を引き立てるステキなお醤油でした。これはとっても刺し身がおいしいですね。これは完全なる主役をサポートする助演男優タイプの醤油ですね!
あれですよ、やさしい顔して近づいてきて、中身の性格もよい王子様タイプ。でも出しゃばらない。ステキ。
真面目に話すと、だし醤油は出汁味が強くなっていくと割と汁に近くなっていく傾向があるのですが、こちらはしっかり醤油なんですね。醤油というフィールドの中で最大限に出汁と甘みと醤油が合わせっている感じです。
これは完全に刺身用に固定して一本置いておきたいやつですね。
TKGにも良いですよ!
我が家では、対刺し身としてローテーションの一角を担っておりました。
といっても役割は女房役優しくリードするキャッチャーですね。
魚と合わせると魚の味をマスクせずに引き立ててくれます。
うーん。おいしい。
白身系の淡白なお味の魚に対してもこれで良いなぁと思えるお醤油ですね。物によっては醤油味しかしないということになることもあるのですが、こちらのお醤油はそんなこともありません。
ということで、「越の国」のお醤油はつけかけ、主に魚におすすめの一本です。
ちなみに新潟にあたる越後を3つに分けた時に、南が上越、北が下越となるのですが、こちらは不思議な不思議な池袋状態ですね。これは昔の都、京都からの基準で南が上越になっているのですね。今の基準に合わせると若干違和感があって面白いです。
※写真のサイズは210ml密封ボトルです。おいしく頂きました。
越のむらさき |
名 称 : かつおだししょうゆ |
ブランド : - |
製造者 : 越のむらさき |
カテゴリ : 醤油加工品 |
発酵熟成 : - |
仕 込 : - |
原 料 : しょうゆ(国内製造)、アミノ酸液、砂糖・異性化液糖、砂糖、食塩、かつおぶしだし、かつおぶし(粗砕)、かつおエキス/アルコール、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料(甘草、ステビア)、ビタミンB1、(原材料の一部に大豆、小麦を含む) |
塩分濃度 : 約14.8% |
ホームページ : https://www.koshi-no-murasaki.co.jp/ |
購入場所 : 角上魚類 |
作ったもの : TKG、刺し身 |