うめえぞこれはしょうゆ
本日はしっかりグッと重なる旨味、再仕込醤油の紹介です。
以前になんとなく静岡にいた友人に会いに行った際に寄った、焼津にある焼津さかなセンターで購入した一本です。
東名焼津インターからすぐにあるこちらは、お魚を中心とした卸売市場なのですが、観光や一般の人も購入できる楽しい場所なのです。
卸売市場ってなんであんなに楽しい場所なのでしょうか。
お魚を売っている店でこちらのお醤油も売っていたのですが、
てことは
「そんなの絶対お魚と一緒に食べてくださいってことじゃん!」
と勝手に思ってしまったのですが、実際のところが気になります。
製造者は、富士山に静岡の文字が入ったロゴが印象的な静岡県産醤油株式会社さんです。
昭和46年に静岡県内17の醤油醸造所が近代化の為に出資設立したこちらの会社は、言わば「静岡のキッコーマン」。(といってもいいのでしょうか。)
現在では醤油のみならず、フラッグシップの「旨味だれ」「旨味だし」などの万能調味料も取り扱っています。
駿河湾の海洋深層水と大井川水系の伏流水を仕込み水とし、静岡県産の小麦を原料に使用作られた再仕込み醤油ということで、「THE SHIZUOKA NO SHOYU」という感じがしてこういう商品はとても好きです。
という能書きはここらへんでいざ実食。
開封すると良い香り。やはり二段仕込みのお醤油は、香りも高いですね。
口に含むとお醤油の旨味がしっかりたっぷり感じます。
うーんこれですね!しっかりたっぷりの旨味。これはうめえぞのやつです。
旨味を味わっていると後にふとその塩味に気づくのですが、調和された旨味はラグビーでスクラムを組んで多重になっており、その中にいるボールが外に出た時、あっ、塩気いたよねという感じがいたします。
ただ、この旨味群は、強すぎてあまり素材を超えて主張するというところまでではないところが良いところです。
味わいがしっかとしながら素材との親和性が高いというバランスが良い”できる醤油”でした。
まずは、お魚に使ってみました。もちろんマグロは美味しかったです。
わさびとも相性バッチリ。まぐたく巻にも使いましたが美味でした。
地のものは地のもので食べるのがうまいと勝手に思っているのもあるのですが、どうせなら駿河湾の深層水を使っているということで、駿河湾で取れた生しらすにもかけてみました。こちらも美味!ちなみにサーモンとホタテを軽く漬けにして作った漬け丼も美味でしたので、地の物でなくとも美味しいということは保証致します。
白バイ貝を見つけた際に煮付けに使いましたが、こちらもそこまで濃すぎることなく美味しく出来上がりました。
身に色が付くのも面白いところ。美白のバイ貝さんが日焼けをしてしまいました。実は平貝とこの醤油で頂きましたが、刺身よりはバター醤油焼きのほうが好みでした。
かけてよし、つけてよし、漬けてよし、煮てよし、焼いてよし。五方よしの万能醤油でした。
もちろんしっかり大豆味がする寄せ豆腐でも頂きましたがこちらも間違いはありませんでした。そして秋の味覚、焼き松茸にもかけて頂きました。
寄せ豆腐 松茸
もちろん和食にはうめえのはわかるのですが、他のおすすめはパスタソースに使うものです。ホールトマトに炒めた刻みにんにくと玉ねぎを混ぜてブレンダーにかけてシェイク&ブレンド!しっかりなめらかになったら鍋に戻し、バルサミコ酢と再仕込み醤油を入れて味を整えます。ちなみにこのときはラム肉を使って一緒に煮込み肉の旨味も入れてみました。ブッラータチーズを乗せましたがとても美味でした。
バルサミコ酢とお醤油は相性が良いですね!濃厚にしたい時には、再仕込み醤油やたまり醤油を使うのはおすすめです。
こちらの醤油は食塩相当量が13%と濃口醤油の平均よりも塩分が控えめなため、塩角や強い塩味がないため(スクラムのあれですね)、このようなソースに使うというのもおすすめな気がします。
お魚の街、焼津で見つけたお醤油はイタリアンにまで使える美味しい醤油でした。ちなみに焼津さかなセンターにある長峰製茶さんの水出し茶をずっと飲んでいるのですが、暑い夏に心強い味方です。またお買い物に行きたいと思います。
※写真のサイズは真空ボトル200ml瓶です。おいしく頂きました。
うめえぞこれはしょうゆ |
品 名 : さいしこみしょうゆ(本醸造) |
ブランド : - |
製造者 : 静岡県産醤油 |
カテゴリ : 再仕込み醤油 |
発酵熟成 : 2年 |
仕 込 : |
原 料 : 脱脂加工大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、海洋深層水、食塩、水、大豆(遺伝子組換えでない)、酒精 |
塩分濃度 : - |
ホームページ : https://syouyu.co.jp/ |
購入場所 : 焼津さかなセンター |
作ったもの : わりといろいろなものに |